はじめに
イギリスのエールビールとパブの魅力を味わい尽くす旅へようこそ。英国の歴史が刻まれた趣あるパブで、選りすぐりのエールビールを楽しみませんか?
本場イギリスには数え切れないほどのエールビールが揃っているため、どれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。そんなときに試してほしいのが、数あるエールの中でも特に人気を誇る「ロンドン・プライド」。英国らしい奥深い味わいとまろやかな口当たりで、多くのエールファンを魅了する存在です。
英国らしいパブ:「チャーチルアームズ」の紹介
ロンドンのパブ文化を体験するなら、まず訪れてほしいのがノッティングヒル・ゲート駅近くの「ザ・チャーチル・アームズ」(The Churchill Arms)です。イギリス全土に約8万軒、ロンドンだけで1万軒ものパブがひしめく中でも、このパブは特に英国らしさが詰まっています。
地下鉄ノッティングヒル・ゲート駅を出てケンジントン・チャーチ・ストリートを歩くと、花々に彩られた独特の外観が目を引くこのパブが姿を現します。店内にはチャーチル首相ゆかりの品々が並び、まるで英国の歴史に浸るような気分にさせてくれることでしょう。
チャーチル アームズの場所
外観が特徴的なパブで、花がいっぱい飾られているのと、ユニオンジャックがはためいているので、すぐにわかるはずです。
歴史は古く、1750年にまで遡るそうで、ロンドンで最も古いパブの一つに数えられます。
チャーチルの名を冠しているのは、あのウィンストン・チャーチルの祖父母がよく通っていたからなんだそう。
英国らしい歴史的な雰囲気もあり、常に地元の人で賑わっている中で、定番のフィッシュ&チップスなどの食事をするのも楽しいですよ。
ロンドンのパブでは、タイ料理を提供する所があるんですが、この試みはチャーチル・アームズが最初だそうで、こちらも試す価値はありそうです。
英国を代表するエール: ロンドン・プライドを飲もう
ザ・チャーチル・アームズでぜひ味わってほしい一杯が、「ロンドン・プライド」(Fuller’s London Pride)です。イギリスを代表する老舗ブルワリー、フラーズ(Fuller’s)が誇るフラッグシップビールで、ロンドン中で愛されるペールエールの逸品です。イギリスで最も人気のあるエールと言っても過言ではないでしょう。
このエールの味わいは、ほのかな苦味に柑橘系の爽やかな風味、さらにかすかな甘みが調和する絶妙なバランスが魅力です。一口飲むごとに広がる深みのある味わいが、英国らしいビールの楽しみ方を教えてくれます。
フラーズは、1845年にウエスト・ロンドンのチジックで創業した歴史あるブルワリーで、ヒースロー空港からロンドン市内への道中に位置しています。見学ツアーも行っており、クラフトビールの醸造過程を間近で見られるのも醍醐味のひとつです。
さらに、フラーズにはロンドン・プライド以外にも素晴らしいエールが揃っています。特に、「フラーズESB」(Fuller’s ESB (Extra Special Bitter))は、しっかりとした苦味が特徴の一杯。ビール愛好家にはぜひ試していただきたい銘柄です。
アサヒビールが、フラーズを買収したニュースが記憶に新しいですが、日本でも近いうちロンドン・プライドが気軽に飲める日が来るかもしれないですね。しかし、やはりイギリスのパブの雰囲気の中での一杯は格別。
日本でもロンドンプライドを楽しむ
東京でもロンドンプライドを売っているお店があります。個人的にはエノテカで買ったことがありますが、ネットにも売っています。
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi and Shino
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