世界遺産の街スコットランドの首都であるエディンバラを紹介します。
エディンバラの場所
目次
はじめに
最近、自転車について調べていたら、面白いドキュメンタリー映画を見つけました。「ロンドン・エディンバラ・ロンドン」という自転車耐久レースを追った映画で、面白かったですよ。
自転車やイギリスに興味があるかたは、是非ともご覧になってください。何しろロンドンからエディンバラの1400キロぐらいを自転車でレースするというとんでもない内容です。
これを見ていてイギリスの風景もいいなって思ったのと同時に、エディンバラを思い出しました。この映画は、自転車と選手の人間模様みたいなのが面白いので、エディンバラ観光的な内容ではありませんが、ある意味「旅気分」でご覧になってください。
ちなみに、今回ここで書くのは「自転車レース」とは関係ありません(笑)。「自転車」が目指す美しきエディンバラを歩いてみたいと思います。
世界遺産の街エディンバラを歩く
スコットランドの首都エディンバラ。旧市街と新市街が織りなす街の美しさは、世界中の旅人を惹きつけています。街全体が世界遺産に登録されているのもうなずける美しさです。
この街には見所がたくさんありますが、ここで僕のおすすめするのは旧市街と路地裏歩き。古き良き旧市街は、中世の趣が今も残ります。そして狭い路地裏の小路。いつか路地裏写真集を出したいと思うくらい、ヨーロッパの古い街の路地が好きですが、この街も素晴らしい。
エディンバラ旧市街を歩く:王の道ロイヤルマイル
エディンバラに着いたら、旧市街のメインストリートであるロイヤル•マイルを目指しましょう。ここはエディンバラ城から出る大きな通りで、この街の中心と言っていいメインストリートです。
途中セント・ジャイルズ大聖堂があるので、ぜひ見学したいですね。この大聖堂はスコットランド国教会の本山であり、長い間スコットランドにおける宗教の中心でした。
12世紀に建造が始まった歴史ある大聖堂なので、中世を通して様々な歴史の舞台になってきました。ここはステンドグラスが有名で、とても綺麗です。
ハリーポッターの『ホグワーツ』のモデル:エディンバラ城
有名なエディンバラ城も見逃せないですね。6世紀にケルト人が造り出し、中世を通じて増築されてきました。キャッスルロックと呼ばれる130メートルの岩山の上にあるので、エディンバラのどこからでも見つけることができます。ここは、夏のフェスが有名で、世界中から観光客が訪れます。
このエディンバラ城は、映画ハリーポッターに出てくる「ホグワーツ魔術学校」のモデルになったと言われています。映画で出てくる建物は、尖塔が沢山あるお城みたいな学校ですが、丘の上にあるイメージは、エディンバラ城を彷彿させます。
作者のJ.Kローリングは、ここエディンバラでハリーポッター第1巻を書き始めました。その原作を元に映画化されたわけですから、エディンバラ城をはじめ、旧市街の雰囲気は、ハリーポッターの世界そのままです。
彼女は、執筆しながら窓から見えるエディンバラ城を物語に取り入れたのかもしれませんよね。
ちなみに、ハリーポッターを執筆したカフェ「エレファント・ハウス」は旧市街にあります。このお洒落なカフェで執筆をしたんですね。また、最終巻を執筆した高級ホテル「バルモラル・ホテル」は街の中心にあります。いつか行くことがあれば、奮発して宿泊してみてはどうでしょう!
セントジャイルズ大聖堂やエディンバラ城を後にして、我々はこの重厚なロイヤルマイルから小路、クローゼスに入ってみましょう。
路地裏小路クローゼスの魅力
ヨーロッパの旧市街は中世からの路地や小路が多いです。喧騒から離れこうした路地を歩くのが好きで、よく歩きますが、エディンバラ旧市街にもたくさんの小路があります。
重厚なスコットランドの首都の小路を歩くと、何か物語の中に入ったかのような感覚になります。まさにハリーポッターの世界ですね。特に雨上がりの時なんかは、雰囲気があります。
旧市街は、新市街の丘の上の方にあり、旧市街と新市街を結ぶ路は階段が多いです。よって、どのクローゼスに入っても、やがて下り坂になって階段になります。
「この路を抜けると、どこに出るんだろう。」「この階段を降ったら何が見えるのかな。」
そういった楽しみがクローゼスの魅力。エディンバラを歩いていて路地裏や階段があったりすると、何か楽しいです。
古い街なので、石畳の道が続きます。旧市街から新市街方面にはたくさん小さな階段がありますが、階段を降りた先に突然とエディンバラの視界が開けるロケーションがあります。
ひらけた場所から街を見ると、エディンバラは旧市街と新市街が調和した美しい街というのが一目でわかります。新市街は、18世紀後半から作られた街で、新古典主義の建築が美しい。
この新旧の街並みの調和が美しいとして、世界遺産に登録されたそう。路地の小路や階段を抜けて、新市街へ降りて行ってみましょう。そこには新しいエディンバラの街が待っています。
スコットランドのタータンチェック
最後にスコットランドで有名なタータンチェックを紹介します。旧市街には、タータンチェックを織る工場があって、見学ができます。お土産にもいいですね。
タータンチェックは、スコットランドの伝統的な織物で、色々な色を使って織る格子柄の生地を見たことがある方も多いと思います。もとは北部ハイランド地方の伝統文化から発祥したとか。家柄を表す家紋のようなものとよく言われますが、これは詳しくはわかっていないそう。
ともあれ、16世紀ごろからハイランドには定着した織物ということらしいです。
スコットランドでは伝統的に男性もタータンチェックの入ったスカートを着ます。部族や地域によって模様や色が違うのが面白いです。3000から7000のタータンチェックがあるそうです。凄いですね。
今ではファッション的にもよく見かけます。20世紀に生まれたバーバリーチェックも有名です。
まとめ
エディンバラ旧市街と路地。重厚な建物と雰囲気のある路地を紹介しました。イギリスの伝統と歴史を感じながら時間の旅に出かけてみましょう。
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi and Shino
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