イタリア紀行。今回はシエナ編です。
イタリア・シエナ
シエナは、トスカーナ州にある中世の面影を強く残す古い街。ルネサンスが花開き、世界一美しい広場の一つとされる、カンポ広場で有名ですね。シエナの街と名物パスタを見ていきましょう。
カンポ広場の紹介:世界一美しい広場を見る
なんと言っても、イタリアを代表する風景の一つとして挙がるカンポ広場を見たいです。 ヨーロッパの街を歩くと必ずと言っていいほど広場があります。広場や教会を中心にして、中世ヨーロッパの街は形作られていますが、シエナもまたそんな街の一つ。
カンポ広場は、いくつかの丘から下って行った先にある窪地(くぼ地)にあるため、扇(おおぎ)形のように見えます。とても綺麗なデザインです。

シエナを舞台とした映画:007『慰めの報酬』(2008)
この街が舞台になった映画で有名なのがあります。007『慰めの報酬』(2008)。
映画の冒頭からカーチェイスが繰り広げられ、シエナの街に舞台を移してのアクションシーンに。このシーンでカンポ広場が登場しますね。
まあ、とにかくボンドがカッコいい。
この映画は凄くシリアスなんですが、ダニエルの演技がその雰囲気の中で光ります。そして、シエナの街がとても合いますね。
僕は何度も見返して、ダニエルのファッションを真似たりしてます(笑)ホテルの部屋に入ったら鍵を放ったり。詳しくは映画をご覧ください。

中世の街を歩く:シエナ旧市街の魅力
僕がシエナに向かった目的は、ルネサンス美術を見るためだったんですが、知らない街に行く時は、そこの名物を下調べしてから行くのが習わしです。その名物というのは、もちろん食べ物であったりお酒だったり。

さて、シエナに行った時のこと。 ルネサンス美術を見て回り、頭も使ったので、一休みする場所を探し路を歩きました。
シエナは中世の街らしく、入り組んだ路地がなんともいい。こうした路地を歩いていると、とても中世を感じます。
また、一歩路地裏に入ると、現地の生活感が広がります。観光地から離れて、こうした空間に身をおいてみるのが旅行の醍醐味です。
中世の街へ行った時は、路地裏や小さな路を歩くのがオススメです。イタリア中世の昔へ時間旅行に行ったような感覚になります。
地元のお店を覗いてみる:色とりどりの乾燥パスタが沢山
地元の人が買い物をするお店を覗くのは楽しいですね。散歩していて発見したお店にも、本場イタリアらしく、ヴァラエティに富んだドライ・パスタや、色とりどりな果物や野菜が店に並んでいました。
覗いてみると、トスカーナ産のワインや果物と一緒に、我々には馴染みのない沢山の乾燥パスタが並んでいます。
ところで、イタリアの街を歩いていると、よく沢山の乾燥パスタをお店で見かけます。日本でお馴染みなのは、ロングパスタであるスパゲッティ、ショートパスタではペンネですね。
ここシエナには、どんなパスタがあるのでしょうか。

シエナの名物パスタの紹介:ピチ
シエナの郷土料理で使用されるパスタは、ピチ (イタリア語<: Pici) と呼ばれるもの。ピチはとても太いパスタで、噛むほどパスタの味を楽しめます。モチモチの食感で、よくソースが絡みます。これが美味い!アーリオオーリオやニンニクが効いたトマトソースがよく合います。
僕が見つけたお店にも、もちろんピチが並んでいました。生のピチはお土産には適さないですが、乾燥ピチは、お土産にいいですね。もちろん我々外国人は、リストランテかタベルナなどに入って現地で食べるのがオススメ。
シエナに行く際は、是非トスカーナワイン、名物サラミなどと一緒にピチを!

※ Eatalyのサイトで購入可能: https://www.eataly.co.jp/

パスタにはトマトソースがいいですよね。オススメのパスタソースです。 ⇦成城石井で買えます。
シエナへの行き方:フィレンツェから日帰り旅行も
シエナへは、フィレンツェからの高速バスが便利。駅前からバスが出ているので、乗り込むと早いです。
またはフィレンツェから電車という手も。 僕は行きは電車で、帰りはバスでフィレンツェへ戻りました。フィレンツェからの小旅行に、ちょうどいい距離にあるため、1日使って足を延ばしてみよう。
イタリアとシエナ:オススメ本を紹介
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi and Shino

パスタ好きですが、ピチ って食べたことないので、ぜひ味わってみたいです。
コロナが落ち着いたら、シエナに行ってみたい!
ぜひシエナで本場のピチを味わってくださいー!