地中海の宝石、ギリシャ料理の魅惑の世界へようこそ!
青い海と白い建物が織りなす絶景のギリシャ。その美しさは目を奪うばかりですが、実はもう一つの魅力が隠されています。それが、豊かな歴史と文化が詰まった「ギリシャ料理」なのです。
太陽の光を浴びて育った新鮮なオリーブの香り、炭火で焼き上げられる「スブラキ」の煙がたなびく路地裏、層の重なった「ムサカ」から立ち上る芳醇な香り…これらは、ギリシャ旅行でしか味わえない至福の瞬間です。
アテネの心臓部、プラカ地区。この古き良きギリシャの雰囲気が漂う街を歩けば、まるで時間旅行をしているかのよう。路地裏のタベルナ(居酒屋)から漂う料理の香りに誘われ、気づけば本場のギリシャ料理を堪能している…そんな素敵な体験が待っています。
「でも、ギリシャ料理って日本人の口に合うの?」そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。でもギリシャ料理は意外にも日本人の味覚にぴったりなんです。新鮮な野菜、オリーブオイル、ヨーグルトなど、健康的で軽やかな味わいは、きっと皆さんを虜にすることでしょう。
さあ、一緒にギリシャ料理の魅惑の世界を探検しましょう。遠くギリシャへの旅を夢見ながら、東京や横浜で見つけた隠れ家的ギリシャ料理店もご紹介します。この記事を読み終える頃には、きっとあなたもギリシャへの旅を計画したくなるはず。
ギリシャの青い海と白い街並み、そして至福の料理の数々が、あなたを待っています。さあ、美食の冒険に出かけましょう!
※ 家庭でギリシャをはじめとする地中海料理に欠かせないのが、オリーブ・オイル。ギリシャ産のオリーブ・オイルはとても良質。
成城石井.comにギリシャ産のオリーブオイルが売っています。
目次
ギリシャ料理の紹介:ギリシャ料理は極上の地中海料理
地中海を代表する料理
古代ギリシャでは、料理は芸術の一形態として高く評価されていたそうです。
その伝統は、時を越えて現代まで脈々と受け継がれています。ギリシャ料理を口にするとき、何千年もの歴史と文化を、文字通り味わっているのです。
古代ローマの料理文化に多大な影響を与えたギリシャ料理。その影響は、オリーブオイルの使用、ワインの製法、そして調理技術にまで及びます。つまり、ギリシャ料理を楽しむことは、ヨーロッパ料理の源流を体験することにもなるのです。
例えば、ムサカの層を一つ一つ味わうとき、それは古代の料理人たちの創造性と技術が現代に受け継がれた証。スブラキの香ばしい香りは、何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統的な調理法なんだと思うと凄いですよね。
ギリシャ料理は、いわゆる地中海料理になります。
地中海といえば、西からスペイン、フランス、イタリア、そしてギリシャ、東だとトルコや中東をカバーします。こうしたエリアの料理の特徴も、ギリシャ料理にはあるんですね。特に立地と歴史的な背景から、トルコやレバノン料理の要素があるのも面白いです。
使われる野菜は、ナスとかズッキーニが特徴的です。ムサカにもナスが使用されます。
また、肉類は、羊肉、豚肉が主流です。羊はスブラキとしても出てきます。
チーズはなんと言っても、フェタチーズが有名ですね。フェタチーズとオリーブの相性も抜群です。乳製品はヨーグルトがよく使用されます。レバノンやトルコでもヨーグルトをよく料理に使うのをみます。
オリーブ:ギリシャ料理には欠かせないもの
ギリシャといったら何といってもオリーブです。ギリシャのオリーブは、とても美味しくて有名ですね。もし見かけることがあれば、ぜひお試しになってください。
ところで、ギリシャ神話にもオリーブの話が出てきます。戦いの女神アテナと海の神ポセイドンが、領地を争った時に、彼らはアテネの市民にプレゼンをします。
どんなプレゼンだったか?それは、アテネの市民が喜ぶものを提供しようというプレゼンでした。
ポセイドンは、その能力から、塩水を沸き出しました。かたやアテナは、オリーブの木を大地から湧き出しました。アテネの人は、オリーブに大喜び。こうして、アテナが市民の人気を得て、アテネの街の守護神になります。古代よりオリーブは、ギリシャ人の生活に欠かせないものだったんです。
オリーブは、料理しないで生で食べるか、オイルにするのが主流です。
オリーブの効能
オリーブは、よく言われるように、とても栄養があります。まずはビタミンEが豊富な点。フリーラジカルというものを攻撃する効能があり、これを消失させることは、ガン予防にもなるそうです。また、加齢を抑えることや、代謝がよくなるなどの効能があります。
また、コレステロールを抑えるため、動脈硬化を抑えるなどの効能があります。
オリーブは、美味しいだけじゃないんですね。
スブラキの紹介:ギリシャ風串焼きを堪能する
スブラキはいわゆる肉の串焼き。肉だけではなく、魚介の串焼きもスブラキと呼ぶそう。
スブラキはギリシャでは代表的な料理で、その手軽さからファーストフード的に提供するお店も多いです。
僕はアテネにある国立考古学博物館に向かいがてら、オモニア広場周辺で、スブラキをビールと一緒に食べて以来、このギリシャ版焼き鳥のようなスブラキが大好きになりました。肉は主に羊が多いみたいですね。魚介類も串焼きになって出てきたりします。
日本人には馴染みがないですが、食べたらクセになるサジキというソースと一緒に食べます。
これは、ヨーグルト、ニンニク、きゅうり、オリーブオイル、レモンなどが入っていて、さっぱりとした味。肉はハーブが効いていてとても美味しい。
夜は、スブラキにギリシャ風サラダとビールなんて最高だ。是非!
ムサカの紹介:ギリシャ風ラザーニア
ムサカは、ラザニアやグラタンに近い料理で、ラムのひき肉、ナス、ポテトを重ねてトマトベースのミートソースあるいはベシャメルソースを加えて、パルメザンチーズをかけてオーブンでグリルしたもの。
ラザニアで使うパスタが、ポテトとナスになったような料理で、これがとても美味しい。
ところで、タベルナとは、ギリシャ版大衆食堂の呼称で、フランスのビストロのような敷居の低い小規模なレストランのことをいいます。
忘れもしない、このプラカ地区のタベルナで、僕ははじめてムサカを食べたんですが、これが美味かった!2日続けて夜はムサカを食べに行ったほど。ロンドンや横浜でも食べに行ったりするんですが、やはりアテネのタベルナで食べたムサカが最高!
アテネでは、沢山のお店やタベルナが軒を連ねるプラカ地区でのステイがオススメ。歩いているだけで楽しいし、夜の雰囲気もとてもよく、アクロポリスの丘はライトアップされて美しい。
ムサカと地中海料理にビール。最高の夕食をした後の夜のプラカを散歩するのは最高です!
アテネのオススメのエリア:プラカ地区で夜を過ごそう
プラカ地区はアテネで一番オススメするエリア。ぜひこのエリアで夜を楽しみたい。中心街で、アクロポリスにも近い。
空港から電車でシンタグマまで行こう。そこからは徒歩で。
プラカの界隈は、とても気分がよく歩けます。タベルナも多く、安全に旅行が楽しめるエリアとして人気です。この界隈にホテルを取るのもいいですね。
東京と横浜のオススメのギリシャ料理屋さん
東京や横浜には、あまりギリシャ料理レストランがない印象です。でも、いいレストランあります!
まず紹介するのは、ゼイティン。横浜中華街からすぐにあるトルコ料理屋さんです。トルコはギリシャと近いこともあって、ちょっとギリシャ風のものがありますね。このお店のムサカやケバブなどはとても美味しいですよ。お店の雰囲気や、お料理を作っているシェフも気さくな感じで、とても気に入っているレストランです。
もう一つが東京麻布にある、ミリュウ。ここもいいですね。ランチもいいですし、ディナーもとても美味しいです。六本木や麻布、東京タワー周辺に遊びに行く時があれば、是非オススメです。
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi and Shino
ギリシャ料理、馴染みがないけれど、ぜひ食べてみたいですね。
都内のレストランなら行けるので、予約してみようかな!
特にムサカはギリシャ版のラザーニアみたいでとっても美味しいでーす!
ぜひレストランでも食べてみてください!