アムステルダム・スキポール空港写真紀行|オランダの旅が始まるエアポート

KLMに乗ってアムステルダムへ

好きなエアポートシリーズ。

今回は、オランダの空の玄関口、アムステルダム・スキポール空港である。

空港には、それぞれの国らしさがある。

パリのシャルル・ド・ゴール空港には、どこか近未来的で少し無機質な雰囲気がある。ロンドンの空港には、巨大都市へ向かう緊張感がある。

では、アムステルダム・スキポール空港はどうか。

僕にとってスキポール空港は、とても使いやすく、旅の途中で少し気持ちが軽くなる空港である。

わかりやすい動線、明るいターミナル、充実したショップ、オランダらしいミッフィーや美術館グッズ、そしてKLMの青い機体。

ここには、華やかすぎず、気取りすぎず、それでいて旅人をきちんと迎えてくれる空気がある。

今回は、アムステルダム・スキポール空港を、旅の光景として振り返ってみたい。

旅の始まりとしての空港

空港に足を踏み入れた瞬間、旅はすでに始まっている。

チェックインカウンターへ向かう人、出発案内を見上げる人、スーツケースを引きながら急ぐ人、ゲート前で静かに待つ人。

空港は、移動のための施設でありながら、世界中の人々の期待や不安が交差する場所でもある。

出発前の高揚感。

乗り継ぎの緊張感。

到着したときの安堵。

そうした感情が、空港の中にはいつも流れている。

スキポール空港は、その流れがとても自然に感じられる空港だと思う。

巨大な国際空港でありながら、どこか歩きやすい。乗り継ぎで使っても、アムステルダムへの入口として使っても、旅人にとって頼りになる空港である。

アムステルダムへ向かう便利な空港

スキポール空港の大きな魅力は、アムステルダム市内へのアクセスの良さである。

空港の地下には鉄道駅があり、そこから列車に乗れば、アムステルダム中央駅まで短時間で向かうことができる。

空港から街への移動がスムーズだと、旅の始まりがとても楽になる。

長いフライトを終えて、荷物を受け取り、すぐに列車へ乗る。車窓を眺めているうちに、少しずつオランダの風景が近づいてくる。

アムステルダムへ行く人も、ロッテルダムやハーグ、あるいはヨーロッパ各地へ乗り継ぐ人も、この空港を起点に旅を広げていく。

スキポール空港は、単なる到着地点ではなく、オランダとヨーロッパをつなぐ大きな入口である。

使いやすい単一ターミナルの空港

スキポール空港を使って印象に残るのは、ターミナルのわかりやすさである。

スキポール空港は、複数の独立したターミナルを行き来するというより、ひとつの大きなターミナルから各方面へ広がっていく構造になっている。

この一体感が、空港全体を使いやすくしている。

もちろん空港自体は大きい。

搭乗口まで歩く距離が長いこともあるし、乗り継ぎ時間には余裕を持ちたい。けれど、空港の構造としては比較的把握しやすく、旅人にとって安心感がある。

乗り継ぎで使うときも、到着してアムステルダムへ出るときも、「どこへ向かえばいいのか」が比較的わかりやすい。

巨大空港でありながら、迷いすぎない。

この使いやすさが、スキポール空港を好きな理由のひとつである。

アムステルダム・スキポール空港の搭乗口付近
スキポール空港の搭乗口付近。Photo by HASEGAWA, Koichi

旅客ラウンジで過ごす時間

スキポール空港の楽しさは、待ち時間にもある。

出国後のエリアには、ショップや食事処、休憩スペースがあり、乗り継ぎや出発前の時間を過ごしやすい。

空港での待ち時間は、ただ退屈な時間になることもある。

けれど、スキポール空港では、少し歩いてみようという気になる。

お土産を見たり、カフェに入ったり、ゲート付近で人の流れを眺めたりする。そうしているうちに、待ち時間も旅の一部になっていく。

僕はスキポール空港の免税エリアで、つい何かを買ってしまうことが多かった。

最初にリモワの機内持ち込み用スーツケースを買ったのも、この空港だった。

空港で大きな買い物をするのは、少し勢いがいる。

けれど、旅先や乗り継ぎ空港で買ったものには、その時の記憶が残る。スーツケースを見るたびに、スキポール空港の光や、出発前の気分を思い出すことがある。

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