古代から旅人を魅了するフランスの港町マルセイユ──歴史と活気あふれる旧港の魅力

マルセイユの旧港にて

マルセイユとゴダール映画

マルセイユと聞いて真っ先に思い出すのが、映画「勝手にしやがれ」(À bout de souffle, 1960)ジャン=リュック・ゴダール監督の代表作の一つ。主演はジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグ。

物語はマルセイユの旧港から始まります。主人公ミッシェルは自動車を盗み、逃亡の道中で警官を殺害。その後パリへと逃げ、アメリカ人ジャーナリスト志望の恋人パトリシアを訪ねます。彼女はミッシェルの本当の気持ちを確かめるため、最終的に警察に通報するという、悲劇的な展開を迎えるのです。

白黒フィルムで描かれた夜のパリの街並み、その中を流れるジャズのリズム、そして何より、ショートヘアが象徴的なジーン・セバーグの儚げな美しさは、多くの女性たちの憧れとなり、彼女の髪型が一世を風靡したほどです。

興味深いことに、この映画におけるマルセイユの登場はほんの一瞬。それでも、その短い場面が持つ港町の雰囲気が、作品全体を通して漂い続けているように感じられます。

漁師を撮る。古港周辺にて。

港という場所は、様々な人生が交差する境界線。善も悪も、希望も絶望も、すべてが行き交う場所です。一般的に言えば「治安があまり良くない」場所かもしれません。しかし、そのような港町の持つ特有の緊張感と、ゴダール映画が醸し出す自由奔放でありながらどこか切ない雰囲気が見事に共鳴し合い、物語を最後まで支えているように思えるのです。

実際には画面上でほとんど姿を見せないマルセイユですが、映画「勝手にしやがれ」の原点として、その精神には確かにマルセイユの魂が宿っているのかもしれません。

パリからTGVでマルセイユへの行き方 

**TGV(フランス高速鉄道)**を利用すると、パリからマルセイユまで 約3時間10分 で快適に移動できます。

1. TGVの出発駅と到着駅

  • 出発駅:パリ・リヨン駅(Gare de Lyon)

  • 到着駅:マルセイユ・サン・シャルル駅(Gare de Marseille-Saint-Charles)

2. チケットの予約方法

  • SNCF公式サイト(Oui.sncf) または Trainline で事前予約がおすすめ

  • 料金:片道 約50〜150ユーロ(早めの予約で安くなるので計画は早めがオススメ)

  • クラス

    • 2等(Standard):通常の座席

    • 1等(Première):広めの座席&静かで快適(早めの予約や早朝の列車が安い場合も)

3. TGVの乗り方

パリ・リヨン駅に早めに到着(発車の30分前が安心)
電光掲示板で乗る列車のホーム番号を確認
チケットを提示して乗車(eチケットまたは紙のチケット)
座席指定があるので、自分の座席を探す

4. TGVの車内設備

  • Wi-Fi完備(無料・接続にはSNCFのアカウント登録が必要)

  • カフェバー(車両内で軽食・コーヒー販売)

  • 電源コンセントあり(座席によって位置が異なる)

  • 荷物置き場(スーツケースは座席の上または車両端のスペースへ)

5. マルセイユ・サン・シャルル駅到着後

  • 市内中心部へは徒歩約10分:旧港へも駅からのんびり散歩できます。

  • メトロ(地下鉄)M1・M2線が利用可能

  • タクシーやバスも利用可

TGVなら、景色を楽しみながら快適に移動できます。ぜひマルセイユの旧港やカランク国立公園を満喫してください!

Photo and Writing by Hasegawa, Koichi



 

シェアよろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です