夜の散歩シリーズ、ロンドン編。
夜のロンドンを歩くなら、やはりテムズ川沿いがいい。
水の流れは静かで、遠くから街のざわめきがかすかに届く。
橋を渡る人の足音、川面に揺れる光、夜気の中に浮かび上がる建築の輪郭。
そうしたものが重なり合って、ロンドンという街が静かに呼吸しているのを感じる。
ライトアップされた名所はたしかに美しい。
けれど、この街の夜の魅力は、それだけではない。
川沿いを歩いていると、ロンドンは華やかな大都市であると同時に、長い時間を抱えた街でもあることが、自然と伝わってくる。
夜のテムズを歩いていると、ときどき映画のワンシーンの中に入り込んだような気持ちになる。
今回は、ビッグベンからテムズ川沿いに歩き、タワーブリッジへ向かう。
途中で立ち止まりながら、ロンドンの夜の輪郭をゆっくり辿ってみたい。
今回の散歩ルート

ウェストミンスターのあたりにも、夕暮れが静かに下りてくる。
川面に残る光が揺れ、テムズ沿いの街灯にひとつずつ灯りがともりはじめる。
ロンドンの夜は、こうして少しずつ始まる。








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