音楽と巡る写真紀行:ノスタルジックな風情漂うパリの下町エリア:サン・マルタン運河(パリ)映画の世界に入ろう

サン・マルタン運河、パリ

はじめに

今回紹介する場所は、パリのサン・マルタン運河周辺エリア。

このノスタルジックなエリアは、映画の舞台としても有名。もしパリへ行ったら、暮らすようにこの辺に滞在したり、散策したりするのがオススメ。

サン・マルタン運河周辺(パリ)

映画の舞台にもなったサン・マルタン運河周辺のノスタルジー

パリの下町。よく言われるのがモンマルトル。ここは19世紀の昔はまだ田舎であった。段々と人が住むようになり、安い下宿を目当てにアーティストなどが移り住む。そして、今回取り上げるサン・マルタン運河周辺は、今もノスタルジックな雰囲気を残すエリアだ。この運河は、ラ・ヴィレット貯水池とアルスナル港を結ぶ全長4.5キロの運河で、アルスナル港を抜けるとセーヌ川だ。

この地域は、特に何か観光地的な見どころがあるというわけではなく、ぶらぶらと街歩きするのが楽しい。最近ではオシャレなお店も増えてきた。

住んでいるように滞在をしてみたいと思わせる憧れの街がある。

そのような憧れの街によく挙がるひとつがパリじゃないだろうか。1度行ったことがあり、大好きになったら、次はパリで生活しているように滞在をしてみたいと思うかもしれない。あるいは、生活感を感じながらの街歩きも面白い。

16区や17区、あるいはサンルイ島といった高級住宅地などもいいが、少し下町で生活感がある地域に行くのがいい。サン・マルタン周辺はそんな旅にぴったりの場所だ。

サン・マルタン周辺を舞台とした映画

そして、この辺を舞台とした映画で有名なのが、『北ホテル』(1938)『アメリ』(2001)

サンマルタン運河

『北ホテル』(1938)

マルセル・カルネ監督による映画『北ホテル(Hôtel du Nord)』は、パリの下町を舞台にしたクラシックな白黒映画で有名だ。この映画の舞台となった北ホテルは、旅行ガイドにも必ずと言っていいほど紹介される。

昔は映画と同名のホテルとして営業をしていたが、老朽化により取り壊しの話が出たのを改装して、今は旧ホテルロビーを使いレストランバーとして営業をしている。昔のパリのノスタルジーが残る店内は、気分に浸るのにピッタリ。

 

 

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『アメリ』(2002)

本国フランスのみならず日本でも有名な『アメリ』は、今でも多くのファンを持つフランス映画を代表する人気作。

フランスには一家に一枚この映画のサウンドトラックがあるとかないとか。そんな事が何かの本に書いてあったほど『アメリ』はフランス人の感性にあったのであろう。とても人気の映画である。

映画の舞台はモンマルトルや東駅、そして、サン・マルタン運河などのパリ下町が舞台。アメリが水切りの遊びをしているシーンが運河で撮影されている。

サンマルタン運河周辺はリラックスした雰囲気

サン・マルタン運河周辺の散歩にオススメのプレイリスト

パリの旅に合うミュージックをセレクトしてみました。

アメリにサウンドトラック。前編がパリの雰囲気を醸し出す一枚で、これぞ気分に浸るにはピッタリのアルバム。

Amélie ヤン・ティエルセン

パリにぴったりの音楽にジャズがあります。最高の気分に浸れるジェリー・マリガンの一枚をピックアップ。

Gerry Mulligan Plays Mulligan by Gerry Mulligan

パリの夜にピッタリのジャズをもう一枚。シドニー・べシェはアメリカ・ニューオーリンズの出ですが、パリでセンセーションを起こしたジャズミュージシャンとして有名です。べシェのジャズでパリの夜を過ごしたいですね。

Fabulous Sidney Bechet by Sidney Bechet

パリの雰囲気と絶対合うはずな心地よいアコースティックサウンドをピックアップ。天才ギタリストとして有名なマイケル・ヘッジスのスラッピング奏法とハーモニクスを多用したサウンドが素晴らしい。オススメの名盤。

エアリアル・バンダリーズ by マイケル・ヘッジス

Writing and Photo by Hasegawa, Koichi

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