夜の散歩シリーズ:江戸川夜散歩 川面に灯りがにじむ春の夕暮れ

江戸川の夕暮れ。橋の上の街灯が美しい

夜の散歩シリーズ:江戸川夜散歩 川面に灯りがにじむ春の夕暮れ

夜の散歩シリーズ、今回は江戸川編。

春先になると、日が少しずつ長くなってきたことに気づく。
東京にも、ようやく春が来る。

江戸川の夕暮れは静かだ。
灯りがひとつ、またひとつと川沿いにともりはじめる。
その時間が、僕は好きだ。

水面に映る光は、揺れながら、今日という一日をゆっくり閉じていく。
川の流れは急がず、空の色もまた少しずつ深まっていく。
街のすぐそばにありながら、この場所には、夜へ移っていく時間そのものを見つめられる静けさがある。

江戸川の夕暮れ。川面に映る灯りが、一日の終わりを静かに運んでいく。

Evening on the Edogawa River.
I love this quiet hour when lights begin to glow, one by one.
Reflections on the water gently bring another day to a close.

大きな景色ではないかもしれない。
けれど、こういう夕暮れは記憶に残る。
また別の日にも、この川のそばで、夜の始まりを眺めていたいと思う。

Photo and Writing by Hasegawa, Koichi

筆者について

長谷川浩一|美術史家・講師・執筆

旅先で出会った街角の光、夜の気配、建築や風景に残る時間の層を、
写真と言葉で記録しています。
東京では西洋美術史講座 Edogawa Art Salon, Tokyo を開き、
noteでも美術や旅にまつわる文章を書いています。

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