パリの旅にオススメのプレイリスト
夜のパリに似合う音楽を、いくつか選んでみた。
まずは、パリのジャズを語るうえで欠かせないジャンゴ・ラインハルト。
彼のギターには、まさにパリの街角の気配がある。
とりわけ Djangology は、古い石畳の道や、少し湿った夜の空気によく合う一枚だと思う。

次に選びたいのは、Nujabes の Modal Soul。
少し意外かもしれないが、現代的でやわらかなビートは、夜のパリの静かな散歩によく似合う。
歴史のある街を歩きながら聴くと、過去と現在が不思議に溶け合う感じがある。

Diana Krall の Wallflower もいい。
大人びた声と落ち着いた空気感が、夜のパリの親密さによく合う。
華やかな場所ではなく、むしろ人通りの少ない通りや、灯りが少し落ちた時間のパリに似合う一枚だと思う。

そして、パリの夜といえばやはりマイルス・デイヴィス。
Ascenseur pour l’échafaud は、ただおしゃれというだけではなく、夜のパリが持つ少し翳りのある美しさまで含んでいる。
街の路地や石畳、映画のような光と影。そのすべてにぴたりとはまる音楽だ。

音楽を聴きながら街を歩くと、風景は少しだけ映画に近づく。
とくにパリの夜はそうだ。
石畳の上に落ちる光も、教会の壁も、雨の名残も、音楽があるだけで別の表情を見せはじめる。
また別の夜にも、この街を音楽とともに歩いてみたい。
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi



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