はじめに
南スペインの古都、グラナダ。
夏のスペインのイメージと言えば、まずは熱い太陽、白い家々、そして情熱的なフラメンコ。これらすべてが、グラナダに揃っています。
そして、グラナダの象徴とも言えるアルハンブラ宮殿。美しさと歴史を兼ね備えたこのイスラム建築は、見る者を幻想的な世界へと誘い心を魅了します。
目次
オススメの観光コース
「グラナダでの旅のおすすめスポット」
グラナダでの旅を楽しむための3つのポイントをご紹介します。
1. **アルハンブラ宮殿でのイスラム建築の鑑賞**
アルハンブラ宮殿は、イスラム建築の傑作として知られています。その壮大なアーチや美しい庭園は、まさに芸術の極致です。一度は訪れるべき場所であり、アートファンにとっては特におすすめです。
2. **アルバイシン地区の散策**
アルバイシン地区は、グラナダの古い路地が続く迷路のような地区です。ここでは、歴史的な建造物やアンダルシアの伝統的な雰囲気を感じることができます。散策しながら、古い街並みを探索しましょう。
3. **夜のフラメンコショー**
グラナダでは、夜になると様々な場所でフラメンコショーが行われます。情熱的なダンスと生演奏の音楽を楽しみながら、スペインの伝統文化に触れることができます。夜の街を彩るフラメンコの魅力に心を奪われることでしょう。
これらのスポットは、グラナダ観光のハイライトとも言える魅力が詰まっています。ぜひ順番に楽しんでみてください。
グラナダの場所
1. アルハンブラ宮殿でイスラム建築の美の極致を見る
僕がグラナダへ行こうと思ったのは、有名なアルハンブラ宮殿へ行くためでした。ガイドブックでも必ず触れられているスペインを代表する観光地です。
古今のあらゆる建築物を見ましたが、アルハンブラは想像を絶する美しさでした。 正直、ガイドブックなどの写真では全く凄さを感じませんでしたが、行ってびっくり。
スペイン旅行をする予定がある人には、ぜひ組み込んでもらいたいオススメの観光スポットです。
アルハンブラ宮殿は、14世紀に今の姿が整ったとされます。
大きくアルカサバ、カルロス5世宮殿、ナスル宮殿に分けられますが、何と言ってもナスル宮殿です。アラビア模様のタイルや装飾が物凄く美しい。「イスラム建築の精華」とも言える世界に誇る傑作建築です。
そしてクライマックスはライオンの中庭(写真上)100本以上にも及ぶ柱がアーチを作り上げ、中庭を囲っています。精巧な技術で掘られた装飾が、見る者を圧倒します。
とにかく、ここには圧倒的な美しさがあります。
2. アルバイシン地区の路地を散策する
スペインのイメージの一つでもある白い家々や古い町並みが、アルハンブラの麓に広がっています。グラナダで一番古いとされる地域であるアルバイシン地区です。
ここには特に目立った観光地があるわけではないですが、ゆっくり散歩しながらグラナダを感じられるステキな地域です。
グラナダ・アルバイシンの路地を歩く:路地歩きのススメ
ヨーロッパには、中世からの雰囲気を残す古い街並みが数多くあります。その中には、路地裏に広がる小道が独特の雰囲気を醸し出しています。
路地裏を歩くことは、美術館や有名な観光地を訪れるような旅のハイライトとは異なるかもしれません。しかし、旅先から帰ってきて印象に残るのは、路地裏を散策した風景や、地元の人々との交流でした。そこでの出会いや笑顔が、旅の思い出に彩りを添えます。
路地裏には、地元の生活が息づいている様子が感じられ、歴史の風情も漂っています。そこに触れることで、現地の文化や暮らしをより深く理解することができるでしょう。そのような雰囲気が、旅をより豊かなものにしてくれるのです。
路地裏のある街、坂道の見える村 世界の写真家たちが写したゆるやかな時間:世界中の綺麗な写真が沢山載っています。路地の魅力が詰まった写真集です。
ヨーロッパの美しい路地裏:ヨーロッパ25ヵ国の路地裏掲載。とても綺麗な写真集です。
さあ、歴史漂うアルバイシン地区の路地を歩いてみましょう。のんびりした雰囲気が最高です。
ここはアルハンブラ宮殿が近いので、ひらけたところに出ると宮殿が見えます。路地裏から眺めるアルハンブラ宮殿も、何か色々な物語を語っているようでとてもいいです。
夏の南スペインの午後は、とても日射しが強い。僕は水を片手にアルバイシンを歩きました。夏に行かれる方は、水が必須です。
道行く人たちからも日常を感じて、とてもいいです。すれ違うお年寄りもニッコリ微笑んでくれます。
夏のアンダルシアの空気を感じながら薄暗い小路を歩いていると、突然強い太陽の光が差して、路の先を照らしました。その瞬間、夏のスペインの色を感じる事が出来て、旅情を感じます。
3. 夜のフラメンコを楽しむ
スペイン、特にアンダルシア地方を旅したらぜひ体験したいのが、フラメンコ鑑賞。
僕は夜にアルバイシン地区で、フラメンコを観ました。
洞窟のようになった場所で、情熱的なダンスと独自なリズムで踊りまくる。ギターの音色もとてもいいです。
ここからは夜のライトアップされたアルハンブラ宮殿も見れました。 個人でこうした場所に行くことは、予約等難しい場合もあります。 その場合、宿泊するホテルのフロントで聞いてみると、ホテル発のフラメンコ鑑賞ツアーもあるためオススメです。
4. スペインを感じるオススメのミュージックを紹介
スペインといえばギターの音色。オススメするアーティストを紹介します。
まずはクラシックギターの巨匠であるアンドレス・セゴビア。僕の中ではクラシックギターのスタンダードになっているのが、彼のアルバムです。
有名な「アルハンブラの思い出」をはじめ、僕が気に入っているのは彼が弾くバッハの音色。
ミロシュは、現代のクラシックギターのスターですね。彼のラテンアルバムが気に入っていますが、その他にもいいアルバムがあります。
マイルス・デイビスの有名なアルバムである「スケッチ・オブ・スペイン」。ギル・エヴァンスと組んだアルバムで、アランフェス協奏曲の演奏が有名です。
5. オススメホテルと選び方
グラナダへ行った目的はアルハンブラ宮殿だったため、徒歩で行ける立地にあるホテルを選んだんですが、これが大正解でした。
もちろんグラナダ市内も歩きましたが、グラナダへ行ったらアルハンブラとアルバイシンをメインに歩いた方がいいため、街からは少し離れますが、アルハンブラ周辺のホテルがオススメです。
ホテル Hotel Alixares (ホテル アリクサレス) https://www.booking.com/hotel/es/alixares.ja.html
✅旅のアドバイス
夏の南スペインは特に日差しが強い。サングラスは必須なので、常に携帯を。
また、僕は何故か真夏なのに軽く風邪を引いてしまいました。風邪薬を持参していなかったため、グラナダの小さな薬局で身振り手振りで風邪薬を買いました。冷房や旅行日程などで体調を崩しやすい場合があるので、夏場であっても飲み慣れた風邪薬を携帯しておくのもいいと思います。
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi and Shino
スペインに行ってみたくなりました!
コロナが終わったらスペインへぜひ!
美しい文化とお酒、サッカーと魅力満載です!
もともとイスラム建築が好きで見てみたい思いがありましたが、スペインでこんなにも素晴らしい建築があるとは知りませんでした。
コロナが開けたら行ってみたいですね。
ぜひスペインへ!
スペイン南部のアンダルシア地方はレコンキスタ運動が終わるまではイスラム文化圏でした。アンダルシア地方にはグラナダの他にもイスラムの影響がある建築がありますよー