はじめに
19世紀のフランスに、“幸福”の瞬間を描きつづけた画家 がいます。
印象派の巨匠 ピエール=オーギュスト・ルノワールです。
19世紀のパリ。戦争や不景気など不安の多い時代にあって、
彼はあえて 光・人間・生命の喜び を描くことを選びました。
本講座では、ルノワールの作品、旅、人生を立体的に読み解き、
「幸福とは何か?」というテーマに、芸術からアプローチしていきます。
ルノワールを深く味わうためのおすすめ書籍
ルノワールについて理解を深めたい方に、ぜひ手に取っていただきたい本をご紹介します。
まずおすすめしたいのは、図版が豊富に掲載されている書籍です。
ルノワールの絵は、やわらかな光や色彩、登場人物の表情の“温度”がとても大切。
書籍のページをめくりながら、その暖かな世界に浸ることで、
作品に込められた背景や、ルノワールが何を大切に描いたのかが自然と伝わってくると思います。
以下の本は、ルノワール特有のやさしい色彩や筆致が美しく再現されており、生涯の歩みや作品の背景も丁寧に紹介されています。
- はじめてのルノワール:中川真貴 (著) 出版社 : 求龍堂 (2021/4/14)
- ルノワール作品集:大橋菜都子 (著) 出版社 : 東京美術 (2025/5/30)
- ルノワールへの招待:朝日新聞出版 (編集) 出版社 : 朝日新聞出版 (2016/4/7)
次に、読み物としてじっくり楽しめる本をご紹介します。
図版を眺めるだけでなく、ルノワールという人物の歩みや、
彼が生きた時代の空気を知りたい方におすすめのラインナップです。
絵の背景にある物語を知ることで、作品の色彩や筆致がより豊かに感じられるはずです。
以下の本は、ルノワールの人生や人柄、作品に込められた想いに触れられる内容となっています。
- マネと印象派の巨匠たち: 印象派ってナニ?:島田 紀夫 (監修) 出版社 : 小学館 (2014/6/26)
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- 印象派という革命:木村 泰司 (著) 出版社 : 集英社 (2012/1/26)
- パリ・オルセ美術館と印象派の旅 (とんぼの本):丹尾 安典 (著) 出版社 : 新潮社 (1990/3/20)
- 印象派の歴史:
最後にご紹介したいのが、ジョン・リウォルド『印象派の歴史』です。
これは単なる美術史の解説書ではなく、印象派誕生から成功までの“物語”として読める名著です。
私たちは今日、モネやルノワール、ドガといった印象派の画家たちを
「成功した巨匠」として知っています。
しかし、彼らが当時どれほどの苦悩や葛藤を抱え、
伝統的な制度と闘いながら道を切り開いていったのか──
その生々しいプロセスがこの一冊には鮮やかに記されています。
印象派の入門書としても、読み物としても非常に面白く、画家たちの息遣いや時代の動きが手に取るように伝わってきます。
ルノワールを深く味わう上でも、印象派全体の流れを知る上でも、必ず心に残る一冊です。









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