夜の散歩シリーズ。スイス編。クリスマスの夜のチューリッヒを歩きます。
スイス・チューリッヒ編：クリスマスの夜、アルトシュタット旧市街をロマンチックに散歩
クリスマスシーズンの夜、チューリッヒのアルトシュタット旧市街は、まるで中世の絵本の中に迷い込んだかのような幻想的な風景が広がります。歴史ある建物や石畳の通りが、きらめくイルミネーションとともに特別な輝きを放ち、訪れる人々を温かく迎えてくれます。このエリアならではの魅力を感じながら、夜の散歩を楽しんでみましょう。
アルトシュタットの中心部を歩けば、目に飛び込んでくるのは歴史的な建物のファサードに彩られたクリスマスデコレーションや、暖かい光が漏れるカフェやショップの窓。路地裏も中世の雰囲気が漂いいい感じです。
おすすめの散策ルートは、リマト川沿いの道からスタートし、グロスミュンスター大聖堂へ向かうコース。グロスミュンスターの壮麗な姿はライトアップされ、幻想的な雰囲気をまとっています。さらに、フラウミュンスター教会ではステンドグラス越しに漏れる柔らかな光がロマンチックなアクセントを加えます。
アルトシュタットの中でも特に雰囲気のあるニーダードルフ地区は見逃せません。細い石畳の路地を歩くと、中世の趣が色濃く残る建物が並び、控えめな灯りが通り全体を優しく包み込んでいます。小さな書店やアンティークショップ、温かい飲み物を提供するスタンドが並び、散策をさらに楽しいものにしてくれるでしょう。
夜の静けさの中、教会の鐘の音やクリスマスキャロルがどこからともなく聞こえてきます。アルトシュタットのクリスマスの夜は、ただ歩くだけで、光と音、そして歴史が織りなす魔法のような体験を味わえます。
静かな冬の夜、アルトシュタット旧市街で歴史の息吹を感じながら、ロマンチックなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
アルトシュタット旧市街の場所
夜のチューリッヒ旧市街を歩く
僕は夜の街の光が好きで、よくその瞬間をカメラに収めます。ライトアップされた建物も魅力的だけど、個人的には街灯の灯す優しい光が特に好きです。
チューリッヒの旧市街の夜も、そんな光が織りなす素晴らしい雰囲気に包まれていました。石畳の道に映る街灯の光が、静かで落ち着いた空気を作り出しています。まるで時がゆっくりと流れているかのような、心地よい空間。
特に夜の旧市街を歩くと、昼間とはまた違ったチューリッヒの顔を感じることができます。細い路地を歩きながら、ふと振り返ると、歴史的な建物のファサードが、街灯に照らされて浮かび上がっていました。その美しさに思わず立ち止まってしまいます。
※ 夜景の撮り方で参考にしている一冊→ 「
それと、夜景を撮るには三脚が絶対あったほうがいいです。カメラとスマホの両方で使えるこちらがオススメです。一つあると便利ですよ。
僕が歩いたのはクリスマスの夜。旧市街で、優しい光に出逢えました。
友人夫婦と一緒に旧市街の夜を歩いていた時、話に夢中で街明かりに気づかなかったけれど、ふと顔を上げた瞬間、そこには光が広がっていました。
街灯だけでも十分に綺麗で雰囲気があるけれど、クリスマスのライトアップがそれに加わり、さらにロマンチックです。窓から溢れる温かな光、お店のディスプレイの光、街灯の柔らかな光、そしてクリスマスの特別な光。それらが一緒になって、まるで夢のような空間です。
チューリッヒはスイスで1番大きな街であり、ヨーロッパ有数の金融センターとしても知られています。国際機関や金融機関が立ち並ぶこの街は、国際的にもその地位が高い。そんな時代をリードするイメージが強いチューリッヒですが、旧市街に足を踏み入れると、そこには中世の歴史が息づいているのがとても面白いです。
アルトシュタット旧市街は、リマト川の両側に古い街並みを残すエリア。高層ビルやモダンな施設が並ぶチューリッヒとは対照的に、このエリアには中世の風情が感じられます。石畳の道、歴史的な建物、古い教会の鐘の音――それらが、時代を行く現代の街の中に静かに息づいています。
夜にその風情を感じながら歩くのが、なんとも心地いいです。夜の街灯が、石畳を照らし、静かな中にも温かみを感じさせてくれます。時の流れがゆっくりと感じられるこの場所で、現代と中世が交わる独特の雰囲気を楽しむことができるのがとても魅力的です。
※ チューリッヒの旅行ガイドです。この街を起点にして、アルプスへの旅もいいですね。
チューリッヒの旅にオススメのプレイリスト
スイスの旅に合うミュージックをセレクトしてみました。
どこか透明感のあるジャズがとても心地よく、雰囲気がいいブレーマー・マッコイ。ヒーリング的な感じもして、夜にピッタリの作品が多いです。今回はNatten(2021年)を紹介。Gratitude(2021年)もオススメ。
ジャズが続きます。ダイアナ・クラールのThis Dream of You(2020年)。大人の雰囲気と暖かい雰囲気が流れるジャズボーカルアルバムです。夜にしっとりと聴きたいですね。
Photo and Writing by Hasegawa, Koichi
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