バルセロナの旧市街には、若いピカソが行き交った路地があります。
夜のカフェが議論でざわめき、芸術が生まれる手触りがあった時代。バルセロナはピカソの若き才能が育まれた街。
そしてパリ。モンマルトルの「洗濯船」と呼ばれた安アトリエには、貧しさと熱気が同居していました。パリでピカソの才能は爆発的に加速していきます。
今回の講座では、そんな二つの都市を背景に、若き日のピカソが生い立ちからバルセロナ、パリへと渡り歩き、青の時代・薔薇色の時代を経て、近代美術の扉を開く《アヴィニョンの娘たち》へ向かう道筋を読み解きます。
講座の大まかな流れ
バルセロナ時代
若き才能を加速させた街バルセロナ。芸術家が集ったカフェ文化(四匹の猫)や当時の都市の熱気を背景に、ピカソが何を吸収したのかを紹介します。
パリへ――青の時代、薔薇色の時代
“青”はなぜここまで心に刺さるのか。色の効果を手がかりに、孤独や沈黙が画面の構造として成立していく過程を見ます。
《アヴィニョンの娘たち》の衝撃
ピカソが数多くの習作を重ねて到達した一枚。
ここで起きているのは「奇抜さ」ではなく、絵の見方そのものの変化です。
顔や身体が“面”として組み替えられ、見る側にも緊張が返ってくる――その仕組みを解きほぐします。
キュビズムへ
《アヴィニョンの娘たち》での実験が、やがて“方法”として整理され、キュビズムに展開していきます。
主に取り上げる作品
- 《老人の肖像》1895, モンセラット美術館(モンセラット、スペイン)
- 《アイロンをかける女》1904, グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)
- 《サルタンバンクの家族》1905, ナショナル・ギャラリー(DC)
- 《アヴィニョンの娘たち》1907, メトロポリタン美術館 (ニューヨーク)
- 《マンドリンを持つ少女》 1910, ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)
- 《ラム酒のボトルのある静物》1911年, メトロポリタン美術館 (ニューヨーク)
開催情報
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講座名:西洋美術史への扉|若きピカソ編
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日時:2026年2月7日(土)14:00–15:15
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会場:しのざき文化プラザ 3階 講義室
(都営新宿線「篠崎」駅 西口直結・徒歩2分) -
費用:700円(現金のみ)
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定員:54名
申込
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受付開始:1月16日(金)14:00〜
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申込方法:電話またはHP(先着順)
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TEL:03-3676-9071










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