西洋美術史サロン: クロード・モネ《かささぎ》と冬の景色

Screenshot

クロード・モネ《かささぎ》と冬の景色
— 冬の静寂と光の詩 印象派のはじまりに寄せて —

日時: 2025年 12月20日(土)
時間: 14:00〜15:00

会場: しのざき文化プラザ 3F会議室(東京都江戸川区)
都営新宿線「篠崎」駅西口直結 徒歩2分

参加費: 500円(現金のみ)

冬のキャンペーン:
お連れ様1名まで無料ご招待(要事前申込)

申込はこちらから

冬の静けさと光に耳を澄ませて──モネ《かささぎ》と過ごす12月の午後

今年の冬のサロンは、クロード・モネの名作《かささぎ》を取り上げます。

一年の終わりにふさわしい、心を鎮めて“光を見る時間”を皆さまと分かち合いたいと思い、この作品を選びました。

《かささぎ》は、若きモネが冬に描いた一枚。
すべての音が消えた雪景色に静かに差しこむ光を捉えた作品です。
雪の白は、実は“白”ではない。
影の部分には青や紫が潜み、雪面は淡いオレンジの光を跳ね返す。
私たちが見逃してしまう“冬の色彩”を、モネは驚くほど精密に、そして詩的に描き出しています。

柵にとまる一羽のかささぎは、静寂の中に立ち上がる小さな生命。
画面のほとんどは雪の白に覆われているにもかかわらず、この鳥を中心に世界がそっと動き出すような感覚を覚えます。
目立たない存在なのに、絵を見る私たちの意識をふっと掬い上げる——そんな不思議な力を宿した存在です。

この冬、私たちは改めて“光を見る”という体験をしたいと思っています。
19世紀の画家たちが見つけた「静けさの中の光」は、忙しさの中で見失いがちな心の余白を自然と思い出させてくれます。
一年の締めくくりに、モネの世界に身を置きながら、ゆっくりと光の変化を感じてみませんか。

 

シェアよろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です